特集「No! Make 全曲レビュー」

煌めきの後に Vocal/Mika・Ayaka

 『ドン・ジョヴァンニ』の為に作られた、タカラヅカっぽさを狙ったこの曲。
 男役(?)のアキさんと、娘役(??)の美香ちゃんとの絡み合うヴォーカル構成がなかなか良く出来ている。
 惜しくらむは、バックコーラスが何かへにゃへにゃなところ。こいつがしっかりしていれば、もう少し良くなったのにと思う。
 しかしこの歌詞って、実にイミシンだなあ(^^;)。
【ブルーウェイブ】


 せっかくの佳曲にこのオケはないだろう。はっきり言って、もろストリングスを代用した音は気持ち悪い。生理的に嫌なわけなので、気にならない人はそれでいいかもしれないが。
 また、本来の(クラシックの)弦楽とは位置が逆になってるのはわざと?あっ、ステージにいるとそう聞こえるわけだ。
 あくまでここでの主役は舞台に立つ人。人生は長い長い劇なのか。それをどう演じていくのか。ところが自分の意志だけではどうにもならない。だからこそできる時に楽しもう。
【ゆめのしずく】


 クラシックファンの私にとっては嬉しい曲。特に前半のストリングスををイメージしたアレンジは素晴らしい。
 途中からはノーマルなアレンジになっているが、全曲を前半部のようなクラシカルなイメージで通して欲しかった気もする。
 特筆すべきはコーラスの素晴らしさで、ボーカルとからみ合うような感じで、美香ちゃんの最高傑作と言えるのではないか。
【本間寛】


橋本美香   1. 歌って歌って 踊って踊って
  2. 何かのために
  3. 一人ふたり
  4. いつか会えたら
  5. 心の行方
  6. LOVE×2
  7. 偶然の一致
  8. Y・A・D・A
  9. 煌めきの後に
 10. ノーメイク

 ◎ アルバム総評


撮影/ホーカー・テンペスト_


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